2015年02月02日

震災と音楽

腰痛です。
パンチョスですこんばんは。


この金曜日、職場の忘年会での立ち話がきっかけで
三宮のとある交流会のお誘いを受けました。
内容を見ると、「ミュージシャン」「まちおこし」「防災」と
キーワード的に自分自身と重なるところもあるので、
物は試しということで参加してみることに。


今回の講師は石田裕之さん。
神戸を拠点に活動するプロのシンガーソングライターです。
http://insomnia.co.jp/

中でも興味深かったのは、東日本大震災を受けて被災地での活動のお話でした。

震災直後、「僕に何かできることはないのか」と居ても立ってもいられない気持ち。
多分僕を含む日本人の多くがそんな気持ちでいたと思いますし、
石田さんもどうやらそういう気持ちをお持ちの一人だったようです。
そしてギターを抱えて被災地へ。
しかし、まず、なんと声をかけたらいいのかわからない。
そこで、石田さんは、そんな自分の気持ちを正直に語り、
そして、手持ちの3000曲入りの歌本から被災地の皆さんの好きな曲を
一緒に歌いましょう。そう語りかけたそうです。

ある女子高生は福山雅治の「桜坂」を。ある子供は「アンパンマンマーチ」を
そしてみんなで「上を向いて歩こう」を歌ったそうです。

「上を向いて歩こう」、、、この曲が何でこんなに世代や国を越えて愛されるのか、
すこしわかったような気がしました。
悲しいことがあっても、それを乗り越えていこうというメッセージなんだけど
「泣いちゃダメ」でも「泣いてもいい」でもなく、
「上を向いて歩こう、涙がこぼれないように」なんですよね。
悲しい時に泣いてしまうのは仕方がない。
でも、こぼれないようにしよう。上を向いて歩こう。
本当に絶妙なメッセージだと思います。


この取組は被災者の皆さんもすごく喜んでくれたそうで、
歌を歌うことを通じて色々な気持ちを出してもらうことが、
心の支えの一つになるんだと、石田さんは感じたそうです。

そんな風にジュークボックスのように被災地巡りを続けているうちに、
オリジナル曲を作って欲しいという声が出てきたそうです。
そして生まれたのが、「やっぺす 石巻」という曲です。

被災地の地道な復興の様子を歌いながら、
サビは「忘れないでね」
これがこの曲のメッセージです。

記憶は徐々に風化していきます。
しかし、今でも生活の復興、心の復興には
まだまだ長い道のりがかかるのです。

また、このような災害がいつどこで起こるかもわからないこと。
その時に何をしたら良いのか。

忘れてはいけないものがいっぱいあるのです。


そのようなメッセージに心を打たれるとともに、
「音楽が心に訴えかけてくる力」というのが、確かにあるんだということ、
それを感じることが出来ました。

「上を向いて歩こう」は、どんな悲しい時でも
その気持を受け入れながら、でも前向きに生きていこうという気持ちになれるし、
「やっぺす石巻」にある「忘れないでね」というメッセージは
長い道のりをかけて復興していくに当たってのまさにキーワード。
石田さんの透き通った声が心にストンと落ちていく感じがしました。

この歌が心にあるかぎり、
震災があったということ、今も復興への道のりが続いていることは忘れないでしょう。
歌にはそんな力があるのだ、と改めて知ることが出来ました。

また、僕もそういう歌をかけるような存在になりたいとも思った次第です。


結局うまく整理できずに走り書きのようになってしまいましたが、
要するに、素晴らしい歌とお話を聞けたいい夜を過ごすことが出来た、ということです。


ちなみに、石田さんとは名刺交換をし、
なんと、私の歌まで聴いて感想までメッセージ頂きました。
なんて丁寧な方なんでしょう!
石田さんが被災地はじめさまざまなところで愛されているのは、
そういうやさしく丁寧なお人柄にもあるのだと思います。


posted by project-P at 01:20| Comment(0) | 近況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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